6/23(thu)

仕事に行けなくて家にいる。6月に入りまだ5日しか仕事に行けていない。恐ろしく寛容な我が職場は、わたしの病状に一定以上の理解を示し、来れる日だけ来てくれればいいと言っている。わたしの代わりはいくらでもいるが、わたしの片付けられる仕事もいくらでもあるということ。秋には勤めて3年になるけれど、本当は今月で辞める予定だった。もうずっと、職場への不満が蓄積しており、しかしそれと同量の諦め、というか、わたしもこの職場に対し一定以上の理解を示してしまっている。

生きていくうえでは金銭がいる。来年には30となる身としては、それはそういう現実である。腹が減り、夜眠る、歯を磨き、朝目覚める、と同列の。金を稼ぐという現実。もう逃げようとは思わない。というかとっくに逃げ道など、ない。どうにかしなければ生きていけないというそれだけだ。

夜中に大泣きした。痛みで眠れず、悔しくて悲しくて気付いたら泣いていた。医者からは完治はしないと言われている。いつか薬が効かなくなったら、と毎晩うなされる。それでも逃げ道はない。

ある種の報復かとも思う。思うが、馬鹿らしくなりやめる。わたしが傷つけた人々(主に男)は確かに痛手を負ったかもしれないが、それで人生が狂った人などいないのだ。いたとしても、それはその人の人生だし、そのせいでわたしが苦しむなどいい加減にしてほしい。と言い聞かせる。

わたしの苦しみはわたしの人生のものなので、他人から見た生活はどこまでも気取ったものでありたい。そうでないとやっていられない。他人から羨まれるそのかげで泣いていたい。